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【plate栽培】

①MS培地(角シャーレの場合は50mL,丸シャーレの場合は30mL)に無菌播種したシロイヌナズナは、アルミホイルで遮光し、冷蔵庫で2~5daysインキュベートする。(発芽をそろえる)

②23℃,LD条件でインキュベーター栽培。

③2~3週間程度で鉢上げする。(培地に水を垂らすしてから引き抜くときれいに引き抜ける)

*抗生物質の濃度

Km 25~50mg/ml(x1000)

Hyg 20~30mg/ml(x1000)

【土での栽培】

①ポッドにバーミキュライトをうすく敷き、そのうえにオアシスを一つ乗せる。バーミキュライトをその上からかぶせて、オアシスがバーミキュライトの上に出ないようにする。(ここらへんの流儀は人それぞれです。オアシスを使ってもいいし、ジフィーナインを使ってもよいし、何も使わなくてもよいです。)

②ハイポネックス2000倍液を十分に注ぐ。

③オアシスの上に植物を鉢上げする。

④1~2daysはラップなどをかぶせて湿度を保つ。(乾燥への順化)

⑤週に1~2回程度ハイポネックス2000倍液を十分に注ぐ。(シロイヌナズナは乾燥を好む植物なので、水はあげすぎない。多少土が乾燥してきたら、水をあげる。ポッド内にあたらしい空気を供給する意味合いもあるので、水はポッドの下から出てくるくらい十分に注ぐ)

⑥抽だいしたら竹串を挿し、花茎を結束テープでまとめる。基本的に自殖なので、多少は問題ないがわずかな確率で他殖も起こる。そのため、植物同士が絡み合わないように念のため注意する。

⑦鞘が茶色になって開裂したら種を回収する。ポッドを逆さまにし振って落ちてきた種を茶こしなどで選別し集める方法もあるが、阿部研では鞘一つ一つをばねばさみで切って回収している。シロイヌナズナの種は割と飛び散りやすく、他の植物体からの種がポッドの上などに落ちてきている可能性があるので、コンタミ防止の意味がある。

⑧種はこのまま播種に使用できる。人によっては回収した種のチューブにキムワイプなどをさして1週間程度安置し乾燥させる。ただ、特にこのような作業をしなくても経験上問題ない。

*栽培室は湿度が高すぎないように注意しましょう(40-60%が適当)。カビなどがはえます。また、成長もわるくなり種が回収できなくなります。じめじめしていたら、教員か先輩に伝えてください。

*枯れた植物は速やかに種を回収して廃棄しましょう。害虫の温床です。

【栽培室にアザミウマなどの虫が出たときの対応】

応急処置

オルトランなどの殺虫剤を撒く。

あらたに植物を入れたり、持ち出したりしない。すべての植物が廃棄されたら、バルサンをたく。

2019/4/11 Nagata up

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